この度ルンバを購入したのですが、その際モデルごとの性能差が分かりにくかったのでまとめました。購入を検討されている方はご参考になさって下さい。
まずルンバには現行主力モデルの700シリーズ、一世代前の主力モデルとされる500シリーズ、そして500シリーズのマイナーチェンジ版となる600シリーズがあります。
500・600シリーズと700シリーズとの違いですが、大きな違いはスケジュール機能の有無。一週間分のお掃除スケジュールを曜日単位で一日一回、15分単位で設定することができます。
さらに700シリーズの方が1.3cm大きく、1.5kg重いようです。大きさや重さの差は気にするほどではないのですが、写真を見比べた限りだと後ろのバンパーが700シリーズはやや大きくなっている様子。もしかしたらお掃除をする際の動作の精度が向上しているのかもしれません。
500シリーズと600シリーズの違いはよく分かりませんでしたが、500シリーズが2012年2月24日に発売されたのに対し、600シリーズが2012年10月19日。外観もほぼ一緒ですし500シリーズのマイナーチェンジ版が600シリーズとお考え頂いて良いのではないでしょうか。
それでは、それぞれ個別に見ていきましょう。
まずはお掃除開始・充電ともに手動となるシンプル機能のルンバ527Jですが、その分価格も最安。とにかく安く欲しいという方はこちらになるのではないでしょうか。
ちなみに現行ルンバは全てのモデルで人工知能AWARE・高速応答プロセスiAdaptが搭載されており、お掃除性能に差が出るのはおそらくルンバ770から搭載されるWゴミセンサーのみ。500・600シリーズでお悩みの方はお掃除性能に差はないと考えて良いと思います。
次に自動充電機能がつくルンバ620ですが、比較するのはルンバ537Jではなくルンバ630。537Jのマイナーチェンジ版とされる630がより安価で購入できるので、537Jは購入候補に入れなくて良いと思います。
620と630の違いは、ルンバの行動範囲を制限するバーチャルウォールの数。付属する交換用フィルターの有無も異なりますが、別途購入しても300円程度ですので、単純にバーチャルウォールが2つ必要なら630、1つで良ければ620を選びましょう。
色の好みについてですが、ルンバ630がガンメタなのに対しルンバ620はホワイト&ブラック。バーチャルウォールは2つ欲しいけど色はホワイトの方が良いという方は、620を購入し別途バーチャルウォールを購入する方法もあります。
この場合、正規品のバーチャルウォールだと6,890円と実売価格差の3,550円を大きく上回りますが、並行輸入品だと3,980円で購入可能。比較的故障のリスクの少ないものですので並行輸入品で済ませるとすれば、ほぼ同価格での購入が可能となります。
ルンバ770
- スケジュール機能有り
- 自動充電機能有り
- Wゴミセンサー有り
- ゴミフルサイン有り
- バーチャウォール×2
- ライトハウス機能無し
- 交換用フィルター有り
ルンバ780
- スケジュール機能有り
- 自動充電機能有り
- Wゴミセンサー有り
- ゴミフルサイン有り
- タッチパネル
- ライトハウス機能有り
- バーチャルウォールではなくお部屋ナビ×2
- 交換用フィルタに加え交換用ブラシ3種類がそれぞれ1つづつ有り
700シリーズのエントリーモデル760ですが、その上位機種770がより安価で購入可能ですので、購入候補から外してしまいましょう。となると比較するのはルンバ770・ルンバ780なのですが、その差はタッチパネルとライトハウス機能。ちなみにライトハウス機能とは複数のお部屋を順番にお掃除する機能です。
一見すると部屋数の多いお宅は780の方が好ましそうですが、付属するお部屋ナビは2つのみ。お部屋ナビはお部屋の境目に置いて使用するものですので2DKや2LDKにお住まいの方にとってはベストなのですが、3LDKや一軒家などそれ以上部屋数のある場合はルンバを手動で移動させる必要があります。もちろんお部屋ナビを買い足す事も可能ですが、実売価格差11,391円を考えるとここは770を選び、割りきってお部屋ごとにルンバを稼働させるのも1つの手かと思います。
まとめます。
とにかく安くルンバが欲しい方はルンバ527J
白いルンバが欲しい人はルンバ620
スケジュール機能が欲しい方はルンバ770
最後になりますが、Amazonや楽天では並行輸入品のルンバも数多く扱われています。確かに価格は安いのですが、万が一故障などした場合に国内のサポートを受けることができません。正規品がおすすめです。